さまざまな能力が活発になる
私が小学生の頃、よく母からマンガばかり読んでいると頭が悪くなると言われたことがあります。
ところが、最新の研究では、どんなものでも読むという作業をすると創造力が高まるのだといいます。
それはマンガでも一緒で、ストーリーを追い続きを想像することで創造力が高まるのだそうです。
ところが、いまはマンガも読めない人が増えてきているのだと言います。
1つのコマからどこにつながるのかがわからないのだそうです。
ゲームも同じことで、いままで子どもがゲームをするのは良くないということを聞いたことがあります。
それが最新の研究では、ゲームをすることでさまざまな能力が活発になることがわかってきたそうです。
RPGでよくあるアイテム探しをすることで空間認知能力がアップするそうです。
アクションゲームでは、短時間のうちにさまざまな動きを認知する能力がアップするといいます。
ゲームはテレビのようにただ見ているだけでなく、見て考えるという要素が強いためいろいろな能力が鍛えられるというのです。
一概にダメだという理由はない?
少し以前はゲームばかりしているとゲーム脳になるといわれていましたが、そんなことは全然なかったんですね。
研究によりいろいろなことがわかって来るものなんだなと思います。
それに、ゲームで脳が鍛えられることが分かったので、認知症の予防に高齢者の方々にゲームをしてもらうという治療もあるそうです。
たしかに、ゲームをしていると認知症を遅らせることができたり、認知症の症状を抑えることができるといいます。
いまはさまざまな携帯型ゲーム機がありますが、それで子どもがゲームばかりしているところを見ると親としては注意したくなるでしょう。
もちろん、ゲームばかりして他のことが疎かになるのはいけませんが、一概にダメだという理由はあまりないような気がします。
もちろん、小さい頃は外遊びをするのが一番いいのでしょうが、いまは外遊びができるような環境が少なくなっています。
その外遊びに変わるものがゲームだというのです。
子どもが携帯型ゲーム機でゲームをする時は、何時間までと時間を決めてするのがいいのではないでしょうか。
それから、ゲームで遊ばせるのは7歳以降がいいそうです。
あまり小さな時に攻撃的なゲームばかりをしていると、攻撃的な性格になってしまうこともあるそうですから注意が必要でしょう。
ゲームで遊ばせるにしても節度を持って、ちゃんと自分で決めて遊べるようになってからということでしょう。
それとあまり歩きながらゲームはしないように注意したほうがいいと思います。
先日、ニュースを見ていたら、子どもが歩きながら携帯型ゲーム機で遊んでいて、駅のホームから落ちたと言っていました。
さいわいホームと列車との間に退避してかすり傷で済んだそうですが、少しタイミングがずれていたらどうなっていたかわかりません。
ゲームに熱中してしまうと周りが見えなくなってしまうものですから、そんな危険なところではゲームはしないように注意してあげましょう。